「正しい意味」や「正しい行い」、「正しい選択」など、日頃から割と多く見かける正しいとはどういう意味でしょう?人によって受け取り方がまちまちのものについて、本当に「正しい」と言うことなどできるのでしょうか?
辞書を引いたり、インターネットで調べるといろんな意味が出てきますが、「正しい」という意味に当てはまる言葉は、「合う」という言葉です。
合うという言葉には、至る、叶う、適う、くっつく、一つになるという意味があります。
例えば、1+1=2という数式があります。でも1+1=10という数式もあるのです。これはどちらも「正しい」のです。=2という数式は10進数で、=10という数式は2進数なのですから。
何が言いたいのかというと、物事の正しさを判断する場合には、どのような前提に立っているかが重要になるのです。正しさを判断するためには、前提が必要となります。つまり、 どのような価値観に基づき、自分が何を欲しているかを、きちんと認識する必要があるということです。意外と、どのような価値観を持って何を欲しているのかをがうまく認識できていない人が多いと感じます。
迷いが生まれたとき、「自分のしていることは本当に正しいのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。何をしても上手くいかない時期においては尚さらです。それでも変化を求め達成するためにやり続けなければならない時、その正しさの基準を確認して下さい。そしてその基準を偏らせないことです。
「自分が本当に求めているものは何か?」
「自分は何がしたいのか?」
自分の立ち位置と、目指すべき方向を見定めたなら、やるべきことが自ずと見えてくるはずです。