人は感情を処理する時に、自分の臓器を使っています。
悲しみは肺。
怒りは肝臓。
イライラやハラハラ、ドキドキは心臓。
心配も嬉しさも興奮。血管が締め付けられます。
不安や恐れは腎臓。
クヨクヨは胃。
それは経験と一緒に脳に記憶されるので、脳にも溜まります。
脳みそと使われた臓器の周りには、霧のように感情がフワーッと漂っています。
許容量を越えた感情は、溢れながら全身のエネルギー全体へ広がっていくのです。
エネルギー全体に広がった人は、エネルギーから肉体へ反映されるので、元気なさげに背中が曲がるか、逆に反りあがります。
さらに記憶は思い出されるもの。
記憶と感情はセットになっていて、そのときの記憶と一緒に気持ちが再生され、霧が晴れていきません。記憶から再生された感情のコントロールにエネルギーを使うので疲れてしまうのです。
生きづらいのは、過去にエネルギーを使いすぎていることで、今という空間にしか存在できない肉体がコントロールできなくなっているからです。
感情を支配しているのは実は体調というからだの変化です。
からだの変化に気づいても、こころの変化には気づけない場合が多いのです。
こころとからだは密接に繋がっています。からだを動かせば、こころも変わるのです。
過去の記憶に嫌なものがあるはずなのに、そういう人ほど無意識に未来を避け、過去に生きるほうが無難で楽だと思っています。先のことを思わない、未来の計画がない、未来に関わらないということは、未知の行動、未知の体験というこれから(経験するはず)の自分を拒むことです。行動しなければ、理解は深まりませんし、結局は過去の「自分」のままなのです。
自分を知ること。
それは「未来に関わること」。
今から未来にエネルギーを繋いでいくこと。
そのためにはむやみに突き進むのではなく、過去からの投影つまり、今の問題を見つめ、その問題から目標を創造し、実行して経験を積むこと。
それが、過去にエネルギーを使わなくなる最善の方法です。
そうすることで、不調は不思議と自然に癒されて消えていきます。
それは、脳のメカニズムが変化するから。
いつでも、変われるチャンスがあるのです。
今しかできないボディコントロールをしてみませんか?