感情には大きく喜怒哀楽があります。
怒り、恐怖、不快、幸福、悲しみ、驚き、平常心
不安、愛、ウツ、軽蔑、誇り、恥、嫉妬
下の画面に映されている人のイラストは、サーモセンサーを使ったものではなく、刺激を与えて感情に変化を起こさせ、その感覚に応じてに色を塗ったものです。
感覚が強くなった場所には赤や黄色、弱くなった場所には青や黒といった具合です。
実際に体が熱くなったり冷たくなったりするわけではなく、強く感じた、弱く感じたということです。
ここにあらわされていない感情も多くあります。
警戒心や安心や不安、責任や興奮や感謝などです。
怒りとは「気持ちが整理できないで興奮する感情」で、苛立ち、不満、嫉妬、逆上などがあり、頭痛や首の痛み、めまい、そして特に肝臓の機能障害へと変貌します。
憎しみとは「嫌いになって不快・不満を持ち続ける感情」で、緊張感と頭痛や腹痛、動悸や吐き気を引き起こします。特に心臓や肝臓の機能障害へと変貌します。
悩みや警戒心とは「疑り深く注意する感情」で、神経が過敏による不安から睡眠障害や胸や肩の緊張、特に胃(すい臓)や脾臓の機能障害へと変貌します。
悲しみとは「何かが失われたときに感じる感情」で、最初は怒りによるその事実の否定からはじまり、自身の脳でその現実を受け止めるとともにこみ上げてくる感情です。体全体に影響し、息苦しさ、息切れ、倦怠感、そして抑うつ症状を引き起こします。そして特に肺や気管支の機能障害へと変貌します。
恐れとは「悪いことが起こるのではないかという思い患う感情」で、呼吸を低下させ、息苦しさと緊張感、そして筋肉の拘縮を引き起こします。拘縮は血流を低下させ、特に腎臓の機能障害へと変貌します。受け入れられていない衝撃的な恐怖は肝臓や心臓に移り、これらの臓器の機能障害へと変貌します。さらに強い恐怖は情緒の問題と関連があります。強い恐怖は記憶の減退や、失見当、動機、めまい、震え、発汗、失神につながる可能性があります。特に脳や心臓、腎臓の機能障害へと発展します。
アレルギー、関節炎、うつ、肥満、過敏症(思い込み)は感情によるエネルギー停滞症という病気です。
アトピーや花粉症、リューマチなどの「アレルギー」は、他人から受ける思いやりやサポート、注目を浴びたい時にその機会が奪われてしまうのではないかという不安や恐怖が原因です。精神的な自立が改善に役立ちます。マザコンや経済的支援者などの依存者がいる方などに多い症状です。
膝や手首、指先などの「関節炎」は、「穏やかに生きよ」というからだからのメッセージです。自分でないものを理解しようとせず信じず、まず敵とみなします。自分以外は信じていないので自分以外が不安であり過剰に攻撃します。この時に徹底的に完璧を求めてしまい人生に対して妥協を許さない頑固な態度になってしまっていることが原因です。自分ができることはみんなもできて当たり前と感じています。臨機応変に適応できない、精神的に柔軟になれないので、許すことが改善に役立ちます。プライドの高い人、真面め過ぎる人、厳しさを我慢する人、無理をする人に多い症状です。
憂うつな気分やいろんな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)が低下した状態である「うつ」は、今の自分となりたい自分、自分が手にしているものと手にしたいものとのギャップ、理想と現実の葛藤に苦しむことが原因です。理想が高すぎて現実を見ることができないので、自分を正当に評価して受け入れることが改善に役立ちます。熱中しすぎる人、八方美人な人、卑下する人に多い症状です。
過食や運動不足による「肥満」は、自分を理解してもらうために他人に表現したり、周りに影響を受けやすいことを恐れる気持ちがあり、絶えず満たされない気持ちが原因です。
人前でなかなか自分を出せずに、恥をかきたくないし、そのせいでだめな人間だと思われたくないと思っています。「自分を信じられない」と思っていて、それを認めたくなくて苦しく感じています。他愛と自愛の愛情不足があるので、自分を捧げること、身をゆだねること、コントロールすることを手放すことが改善に役立ちます。自分に甘い人、我慢できない人、時間を気にしない人に多い症状です。
あがり症やせっかち、緊張などの「過敏症」は、自分が他人にどう映っているか不安に感じ、絶えず攻撃されることを恐れており、自分勝手な態度を改めることができないでいることが原因です。自分と他人の切り分けができているか自分の内面に問いかけることが改善に役立ちます。
自己中な人、客観的な視点がなく、自分と価値観や考えの違う他人が存在していることを理解できていない人に多い症状です。
全てはわからないことへの恐怖から始まります。
人を嫌いになるのも、人間関係が上手くいかないのも相手のこと、わからないことをそのままにして理解しようとしていないからです。「自分で考える」「自分で学ぶ」「自分で行動する」ことが大切です。