「よく見る」とき、脳が見ています。
脳が記憶と経験からポイントを押さえ識別し、判断して見せています。
目を固定させると、首を固定させる反射が起きます。
首を緊張させ、頭を固定させ、目も固定させることで焦点を一点に集中させるのです。
目の動きがなくなり、一方向のみ見ることが長時間続くと、目や首の筋肉が緊張して硬くなります。その状態のまま首を動かしてその先を「見る」とき、目の動きが先行しないと首や肩が緊張したまま動かすことになり、痛めるきっかけになってしまいます。
目の動きを疎かにして、首を動かすと不調のきっかけになります。寝違えや首コリ、頭痛の方は、目が凝固まっているのかも知れません。
「首の自由」(首の可動性)を高めるには、目を意識することが重要になります。
首を動かす前に、「眼球の動き」を先に行うことで、首の緊張がほぐれ、動かし方が楽になります。眼球を動かしても視界が十分に間に合わないとき、その時初めて頭の動きを加えます。さらに視界が十分でない場合に背骨の動きが加わります。
捩じるのが苦手な方は、背骨の可動域が小さくなっていることもありますが、目に動きがないことが可動域を小さくしています。
目を動かすことを始めてみましょう。
Harb396では、パワープレートやストレッチポールを活用して目の動きを取り入れたエクササイズを行って、可動域を引き出す生活動作のチェック、実践、そして改善までお手伝いいたします。