不調を改善したい。
減量したい。
不安を消したい。
自分が望むものを手に入れたい。
そういう願望があるにもかかわらず、時間が経つと、古いやり方に逆戻りしてしまった経験はありませんか?それは、あなたの中に意識的願望に対立している潜在意識の信念があるからです。
潜在意識の信念とは、日々の自分の記憶や感情を基に作り出した「自分ルール」という思考のクセや思い込みです。詳しく言うと、心の中に凝り固まっていて、他人の意見や周りの状況でも頑なに変わらない考え方が、行動を決定付けることです。
例えば、お金をイメージする時、そのイメージは良いイメージでしょうか?悪いイメージでしょうか?その感じたことを意識から無意識に押し込むという「なかったことにする」のではなく、気付かなくてはいけないのです。
気付くとは、それまで気にも留めていなかったところに注意が向いて、物事の存在や状態を知ることです。もっとざっくりいうと、それまで意識していなかったことに思いが及ぶことです。
もっというと、知恵や経験が増した今の自分を過去の若い自分に教えてあげることです。
過去において、意地悪をされたから仕返しをするといったようなことや、親しいものを殺されたから相手を殺すといったようなこと、また豊かさと貧しさ、善と悪、正と邪、美と醜のようにどちらか一方を軸に生きることを決めたとき、決めたときの感情に支配されながら生きていくことになります。
この生き方が悪いというわけではありません。今はただ、その次元にあるだけで、良い悪いという結果ではないのですが、ただ変わりたいのに変われない生き方を続けるには、苦しいと感じることが多いのではないでしょうか?
自分ルールとは、自分のからだに無意識に支配されていることです。
無意識は反射で行なわれますから、抗うことができません。
この自分ルールという自分で決めた基準は、いつでも変えられます。
そして、過去の自分に伝えることで、自分を許すことができるのです。
自分ルールを変えるとは、まず無意識で動く自分のからだと仲良くすることです。
それは、習慣を変えることから始まります。
それは普段の些細な動作で大丈夫です。右手から左手に変えて、コップを持ったり、歯磨きしたり、きっかけは何でも良いのです。
さらに、自分で決めたルールの支配から自由になるために変化を起こすには、制限的な潜在意識の信念を意識的願望の強力な味方につける必要があります。
そのためには、意識と集中力を高めることが最も有効的です。
手始めに、なぜそうなったのか?を考えてみることです。
人は自分を含めて、傷つけられたり、苦しめられたりしたことは良く覚えていますが、相手を傷つけてしまったことや、相手を苦しめたことに対してはあまり自覚がなかったり、過去のことだからと気にしていなかったり、忘れていたりします。
被害者としての自分を意識しやすく「相手を許さない」と思いやすいようです。
このとき、何かを嫌うことが罪悪感となり、罪悪感の中にある苦手意識が憎むという感情に、いつの間にか変えてしまうのです。
被害を受けたという事は、どこかで無意識的に自分自身が加害者であったこともあるのだという事を理解し、相手や自分自身両方を許すことができれば、このようなどちらか一方の軸に生きると決めた自分自身を許すことができ、制限していた感情や狭い価値観といった自分ルールがなくなるのです。
自分ルールがなくなると、次のような心理になっていきます。
- 相手を批判しない
- 自分を正当化しない
- ありのままを受け入れる
するとどうなるか?
過去に影響を受けた相手が対象ではなく、「今」という時間と自分だけになるということです。自分で決めたルールの支配から自由になるとは、こういうことです。
あるがままを受け入れて、今を意識するということです。
一言で言うとあれこれ考えすぎている状態から、リラックスしているのに感覚が鋭くなる状態になります。この時に変化的意識が高まります。この変化的意識という意識や集中が高まった時に、自分自身の意識的願望の提案を受け入れやすくなります。
一定の期間中決まった時間に2ヶ月から3ヶ月の間続けて行うと、力強い変化を実感できます。
あなたを引き止めていた、古くて制限的な信念は消えていき、苦闘していた行動には苦労を感じなくなります。
この音のセッションを体験すればするほど、リラックスするのが容易になっていき、より一層の変化に気づくようになります。あなたの望む結果を達成したあとは、音のセッションを時々体験すると、意識的願望の成功を維持することが出来ます。