全ての始まりは、点から始まります。点は自由であり何処にでも存在できます。
点と点が共鳴して繋がると、線になります。線はバランスをとります。バランスの取れない点と点は共鳴できないので繋がれません。
バランスの取れた線と線が繋がると、面になります。面は形を成して発展します。
面と面が繋がると空間が生まれます。これが創造です。
何かが生まれるとき、それは空間を持っています。
人は、周りに空間(目に見えない余白)があることで、自分自身を認識できます。
物質が存在するのも、私たちが存在するのも空間です。
ここでいう「空間」とは、自分の見ている空間ではありません。
今存在している空間は、自分がいる空間でも正解ですが、正解の一つにすぎません。
そこは、自分がいる場所(部屋)であると同時に生活している地域(県市町村)であり、日本であり、北半球であり、地球であり、太陽系であり、銀河系であり、宇宙であるということです。
地球も地球上にある物質も私たちも含めて、「宇宙」に存在するということです。
私たちが認識している「空間」とは、自分自身とそれ以外を区切る存在であり、空気や光にあふれた場所です。でも、空間の本質は宇宙という真空に地球が干渉している場所であるだけでなく、私たち自身も空間であるということを改めて認識しなければなりません。
私たちは、地球が回転していて移動しているという感覚を忘れがちですが、実際地球はあまりにも速く動いていて、地球の(私たちの)進む先にある宇宙空間自体を今の私たちの感覚で捉えることはできません。
時速1500キロ(秒速380メートル)という速さが、地球の自転速度であり、静止しているように見える人口衛星の速さです。公転周期の365日とは、時速108,000キロであり、秒速30キロです。さらに太陽が、太陽系の惑星や衛星などを引き連れて、銀河系の中を時速864,000キロで移動していることからも、その速さを感覚で理解することなど到底不可能です。
自転速度を体感する映像
「私たちが感じることのできない光子や様々な素粒子」が私たちや地球にぶつかり、重力をつくりだし、磁場をつくりだし、捩れ場をつくりだしているのです。そして、対流のような素粒子の玉突き現象が全ての物質に新たな振動という振る舞いを空間にもたらしながら、私たちと接しています。
この時、自分がいる空間と調和がとれていないと、自分に合わない感情や、人間関係、環境、食事、風土などのエネルギーが自分自身の素粒子に影響を与えます。
自分に合っていれば、スムーズなエネルギーの循環が起きるでしょうし、合っていなければ、ギクシャクしたエネルギーの循環で停滞や渋滞が起きるはずです。
ですから私たちは今この瞬間も、情報空間と物質空間にまたがって生きています。そしてその空間を繋ぐのは音、色、光です。それらに共鳴することで空間と繋がり、情報を新しくし物質を変化させます。
共鳴とは繋がること、空間とは何もない場所を指すだけでなく、人も空間であり、周りにある物質も空間なのです。生命エネルギーは感情や意識、言葉や記憶と繋がっていますから、陰陽どちらかの軸に決めたり偏って生きると、感情や意識に矛盾が生まれます。
どちらか軸を決めずに素直に生きることができると、それら感情や意識、言葉や記憶の変化を上手く受け入れられるようになり、エネルギーの循環が生まれ、顕在意識(意識)と潜在意識(無意識)の矛盾がなくなり、生き辛さが減っていきます。
上手く受け入れるとは、欲しいものや望ましい状況だけを願って、引き寄せようとすることではなく、本当の自分はどういうふうにありたいのかを自覚し、そのときの心身状態を素直に感じることです。