人は、古くから火を使い、明かりとし、調理し保存し、外敵から身を守り、熱で暖をとって生きてきました。その火の元は、太陽の恵みで育まれた木です。
肉体である物質は、温度が上がるほど熱による振動で原子の活動が活発になり、エネルギーが増大します。逆に温度が下がり、絶対零度に近づくほど振動がなくなり、エネルギーが減少します。絶対零度(-273.15℃)では、すべての物質は原子の振動を停止します。
私たち人には37℃前後の温度がありますから、私たち自身も振動しています。
人は、恒温動物であり、体温が下がると健康に関わります。
背中(肩と腰)が冷えて、自律神経が反応します。
脳が反応し、脳下垂体の働きで血管が収縮します。
まず、睡眠の質が低下します。
そして、血流低下した部位で不調が起きます。
体温が35℃台だと、消化や修復が50%低下します。体内の共生細菌や酵素、白血球(顆粒球やリンパ球)の働きも低下して、免疫力が低下します。基礎代謝が12%低下します。がん細胞がイキイキします。
物質が活性化するのは、太陽光に含まれる電磁力「熱」です。
赤外線やほどよい紫外線を含む太陽を浴びたり、温めた石、蒸しサウナ、温泉など温熱を使った癒しはたくさんありますから、温まることで睡眠の質が高まり、免疫力が高まります。