水という物質は実はまだ解明されていない異常物質であることをご存知でしょうか?
私たちが生きる環境の中で固体、液体、気体と状態を同時に見られるのは水だけです。
「水が合わない」「湯水のように使う」など、日本語には水を使った言葉も多く、私たちにとって身近な「水」ではありますが、その性質は自然界にある物質の中でも特異なものであり、その性質ゆえに生活にとても大切な役割を果たしています。
- 飲料水
- 料理水
- 手洗い、うがい
- 洗顔
- お風呂
- 下水 など
水は、地球の形成の過程で酸素ガスと水素ガスから生み出され、その水の中で進化した生命は、水と深い関わりを持って生命を維持しています。そして水なしでは生きられません。
それだけに私たちが住んでいるこの国に良好な水質が確保されていることは、とても有り難いことです。
人間のからだは60%が水分です。
血液の83%が水分であることはもとより、皮膚の72%、脳の75%、網膜の92%、硬いはずの骨にさえ22%含まれます。血液・リンパ液・脳脊髄液などの体液の量は全体の20%程度にすぎません。体内での水の働きは 「溶媒」 「運搬」 「体温調節」 の3つになります。
水の溶媒としてのはたらきは、代謝に必要な「消化、吸収、排泄」に関係しています。
「溶媒」…水は無機塩類を溶かすことで、体内のpHや浸透圧の恒常性を保ちます。
水は、分子構造が六角形(ハニカム構造)です。酸素と水素の結合角度は104.5~110度で、その水分子がたくさん結合しあうと互いに六角形を形成し、結合角度がだいたい120度ほどになるので構造が安定した状態になります。また、水は微細な電気を帯びながら、そのハニカム構造を維持しながら流動的に繋がりあっています。
本来、外周が一番短く効率的に埋め合わせる構造は球体つまり円(パイ)になります。ただし円が集まると隙間が出来るのです。隙間ができるとそこは無駄なスペースになります。
六角形という形が、空間を埋める理想的な形になるのです。
この六角形が周波数(振る舞い)を吸収しやすく、溜め込みやすい性質を持ち、全ての情報を持って要る性質もありますが、情報を遮断する性質も持っています。
材料の強化軽量化・ボールを絡め安いゴールネット・排ガスを正常化する触媒・断熱材などに使われています。
※一番周囲長が最短なのは円ですが、円では隙間が生まれます。隙間を無くし最短の周囲長を持つのは六角形です。その六角形がさまざまな物質を効率よく受け入れます。
下の円の画像をクリックすると詳しい情報を見ることができます。
「運搬」…血液によって栄養素や酸素を運び、逆に老廃物や二酸化炭素を運び出します。
私たちの摂取した食べ物を消化吸収し、隅々の細胞まで行き渡らせることができるのも、その栄養素が水に溶け込んでくれるからです。細胞にとって有害な物質や老廃物をも溶かし込み、汗や尿で排出できます。栄養物質や老廃物を交換し、「代謝」を促進します。それだけでなく情報も水に溶かし込みます。言葉や感情も受け入れるので、水の状態も変わります。半導体などの見えないゴミをとるのにも水は使われています。
「体温調整」…人間は1日に少なくとも0.5リットル程度の汗をかきます。
水の比熱を1.0とすると油が0.5、鉄0.1、金0.03と水よりも素早く熱を吸収します。水の比熱容量は小さく「温まりにくく冷めにくい」のです。地球の環境として日中や夜中の温度差は、水がない内陸部では大きくなり、水際では小さくなります。しかし水の性質を体液として利用することで極寒の地にいようが灼熱の地にいようが、体温を一定に保つことができるのです。人間の体温が36~7度なのも、からだを構成する水分量が60%前後に保たれていることに由来します。この比熱の性質がなければ、すぐにでも沸騰したり凍ったりしてエネルギーのコントロールを含め、生き方が違っていたかもしれません。