野菜ジュースは水分補給の代わりにはなりません。
栄養はありますが、吸収されにくいです。それは、固形の野菜を咀嚼することで胃腸が刺激されて栄養素が吸収されるからです。ジュースは補助的な栄養補給として利用しましょう。もちろん利尿作用の高いコーヒーやビールもです。
水分補給とは、「水」を飲むことです。「水」を必要としているのではなく、「酸素」と「水素」と「ミネラル」が必要なのです。酸素は、活性酸素として白血球と一緒にウィルスを撃退します。水素は、水素イオンとして電気エネルギーを生み出します。
ジュースやコーヒー、お茶、ビールにも水分はありますが、まず水分とそれ以外に分離するためにエネルギーを必要としますので、効率が悪いのです。
寝てる夜中に足が攣る。のどが渇く。トイレに目が覚める。寒くて寝付けない。
この症状は、夏場だけでなく、寒い時期にも起こります。
これらは全て水分不足からの血流障害です。
血流障害は、低体温・高血糖・浮腫み・不眠を引き起こします。
必要とする場所に必要なものを届け、不要なものを受け取る体液の流れが滞りますから、エネルギーの低下や停滞が起こります。
睡眠とは、寝ている間に身体及び脳の疲れを休息させ、炎症や破損を修復し、再生させている時間です。したがって、健やかな心身を維持するためには眠る必要があるということです。
質の良い睡眠に至るには、一度体温が上がる必要があります。そのためには副交感神経が優位になり、心拍数を下げ、血圧を下げ、筋肉は弛み、胃腸は活発になることです。すると放熱がはじまり、体温がどんどん下がりながら脳が急速に冷えます。例えば寝入る前に手足の温度が上がり、ぽかぽかしているのは熱放散をしているためです。また同じ頃、体内時計ホルモンであるメラトニンが分泌を始め入眠を促します。これら以外にもさまざまな生体機能が協調しあいながらハーモニーを奏でるように質の高い眠りのために作用します。
睡眠のためのルーティンに、食事や入浴も大切ですが、一番大切なのは日中の水分補給です。
冬は水分を失っている自覚が少ないため、夏場に比べ飲料の摂取が減りがちです。体感温度が低いと喉の渇きを感じにくいことも理由のひとつですが、汗をかいて体を冷やしたくないなどの理由で水分補給を控える場合もあります。また、日中の運動時においても、水分摂取が足りていないのです。
もちろん寝るまでの繋ぎの時間帯も水分補給をしなければ、食事や入浴などの発汗による体温調節で水分が不足し、冬場でも脱水症状になります。冬場のほうが空気が乾燥しているため、水分が蒸発しやすく、汗をかいている実感が夏場ほどありません。そして、気温も低く、熱が奪われやすいのです。
また、水の中には筋肉の動きや体内の水分量を調整するミネラルが含まれています。不足することでミネラル不足になり、足が攣ったりします。ただし、スポーツドリンクは精製された砂糖が多く含まれているのでおすすめできません。砂糖は夏の作物、南国の作物です。暑い気候で作られたものは身体を冷やす作用が働くために体温を下げるのです。
水分とは、H2Oです。水分補給は水それも浄化された水で補給してください。
体が必要とするのは、水素と酸素であり、内臓の粘膜は過剰なミネラルで傷つきやすく簡単に剥離します。水分が十分にあれば粘膜も守られ、ウイルスや細菌に負けないのです。